用語集
用語集
矯正治療において、歯を移動させる際にはさまざまな移動のさせ方があります。おもに6つの移動のさせ方を適所組み合わせながら、計画された移動を実現しております。
全長4㎜~8㎜程度のチタン製インプラントのことで、歯を動かす際の固定源として一時的に顎骨に埋入いたします。自由度の高い歯の移動をかなえることや一塊で歯を動かすことが可能なことから治療計画自体がシンプルなものとなる効用があります。
アメリカに本国を置く、アラインテクノロジー社が開発・提供しているマウスピース型矯正歯科装置となります。
口腔筋機能療法と呼ばれ、歯が長期間正しい位置を保つことができるように、口腔周囲筋の機能を改善したり、歯に加わる筋圧のバランスを整えるための訓練法です。
医療用の小さなゴムで、計画に合った歯の移動を実現するために補助的に使用をいたします。移動させる歯の本数や距離によってゴムの強度や掛け方を変えて使用いただきます。代表的なものとして出っ歯の方にはⅡ級ゴム、受け口の方にはⅢ級ゴム、開咬の方には垂直ゴムといったゴムのかけ方で使用をいただきます。
ムーシールドタイプは反対咬合の早期初期治療に用いる機能的顎矯正装置です。プレオルソタイプは口の周りの筋肉を改善し、歯並びを悪くしている要因を取り除く装置です。ムーシールドは1983年ごろに柳澤宗光氏により開発されたもので世界ではYC3 yanagisawa class Ⅲshieldの名称で流通しております。
いわゆる「虫歯」のことをいいます。お口の中の細菌よって生み出された酸がエナメル質を溶かし、象牙質への進行していく状態のこと。C1~C4のステージに分かれる。
細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。ブラッシングが不十分であったり、砂糖の過剰摂取によりプラーク(歯垢)が生成され細菌の巣となることで歯周疾患が引き起こされます。糖尿病や喫煙、はぎしり、くいしばりなどの生活習慣が歯周病を促進する要因にもなります。
歯の周囲の歯周組織がなくなり、歯根が露出した状態。歯茎さがりの状態のことを指します。主な原因としては、歯周病、誤った方法でのブラッシング、歯ぎしりや食いしばり、加齢、矯正治療における副作用などが挙げられます。歯肉退縮をした歯周組織の回復は歯周形成外科による歯肉の移植処置が必要となります。
骨に埋まっている歯の根っこが溶けてしまい短くなることをいいます。矯正歯科治療の偶発症として一定の頻度で出現する。原因としては治療期間の長さ、歯の移動距離、強制力の大きさなどがあげられます。また、患者様ご自身の歯槽骨の骨密度や外傷の既往、遺伝的要因、歯根形態などもリスク要因として挙げられます。
「Interproximal enamel reduction」の略で、歯と歯の間に隙間をつくるために歯の表面のエナメル質を少し削ることをいいます。エナメル質の厚さの1/3程度の削合ですので、削った箇所がしみるなどの心配がありません。
前歯部の叢生を解消した際に歯と歯の間の歯茎が下がることで黒い三角形のように隙間ができること。
歯を失った顎の骨にチタン製でできた人工歯根を埋入する手術のことを言います。